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STANCEアンバサダーとして活動するアーティスト、桂川 弦(Gen Katsuragawa)さん。9月27日から10月1日にかけて、原宿で自身2度目となる個展「Love Ear Art Exhibition 2025」を開催しました。前回はSTANCEとのコラボレーションによる初個展。今回は完全自主開催となり、より“弦さん自身”の世界観を感じられる展示となりました。
「今回は初めて原画を販売しようと思っていました。思い入れがある絵は販売できなくなってしまうので、そこから少し離れて“色遊び”“キャラ遊び”を楽しみました。」
そう話す弦さんの言葉どおり、今回の作品たちはどこか軽やかで、肩の力が抜けた印象。ピンクやターコイズ、アニマル柄など、これまでになかった色使いやモチーフが並び、見ているだけで自然と笑顔になれるようなパンダたちが会場を彩っていました。
「この作品のテーマはまだ完結していないので、途中経過の報告を皆さんに見てもらった感じです。」
弦さんにとって、今回の展示は“一区切り”ではなく“通過点”。最後に描いた「彼女」をテーマにした作品は、これまでで初めて“ポジティブな気持ち”から生まれた作品だそうです。
「自分的には大好きな作品になりました。」
そんな言葉の通り、作品の中にはこれまで以上に柔らかい空気が漂い、見る人にも穏やかなエネルギーを感じさせてくれました。
白い壁に並んだパンダたちは、一体一体が違う表情を見せながら、全体としては不思議な統一感を感じさせます。会場では多くのファンが作品の前で足を止め、じっと見つめたり、写真を撮ったり、穏やかな空気が流れていました。
「今回も見に来てくれた皆さんと素晴らしい時間を過ごすことができましたし、次の個展にもつながる展示になったと思います。」
その言葉からも、弦さんがこの展示を通じて人とのつながりや“アートが生まれる瞬間の楽しさ”を改めて感じたことが伝わってきます。
▼前日に行われた個展の準備やレセプションの様子は動画よりチェック!
販売という新しい試みの中でも、弦さんの作品には変わらず“人の内側”を感じさせる温かさがあります。「まだ完結していない」という言葉の通り、パンダたちの物語はこれからも続いていく。STANCEとしても、これからの弦さんの挑戦を楽しみにしています。